コロナウイルスを機に考える、選択肢を多く持つということ[2/2]
こんにちは、はのっちです。
前回に続いて、下記に関する課題を深掘りしていきます。
- ライヴ:開催ができない/開催する選択肢がリアルライブ以外ない
- マーチャンダイジング・音楽パッケージ:店舗に人が来ない
- 音楽出版:店舗に人が来ない
物販(マーチャンダイジング・音楽出版)
物販は誰に・何を・どのように、だと思いますが、コロナウイルスで大きな課題になるのは、「どのように」の部分ですね。
ライブの物販と被りますが、こちらもECサイトだと思います。そして、インターネット上で訪問をしてもらうためのデジタルマーケティングを考えて、ファンや新規顧客に訪れてもらって、態度変容させて、という設計をちゃんと考える必要があると思います。(という意味では「誰に」も含みます。)
業界自体にそういう人材があまりいない気がしています。アーティストがそこも含めて戦略全部考える時間はないと思いますし、音楽制作の時間に割いて欲しいと思います。
あとは、ちょっとコロナから話がそれますが、販売するもの(最初に記載した「何を」)が昔から変わってないようにも思いますので、商品化しているものも変化させる必要があると思いました。リアルで使えるもの、に特化していて、現代にあったものってあまり売られてないようにも思います。
音楽パッケージ(CD)
こちらもどのように、の部分が大きいので、物販と相違ない対策になると思います。
その上で、サブスクリプションという選択肢が出てくるわけですが、選択肢自体はまあまあ前からあります。なぜ広まらないのでしょうか。
一説には、CDの売り上げは収益の分配が決まっているものの、サブスクリプション化すると携われない人がいたり、収益分配方法が難しくなり、なかなか移れない、という課題があるようです。話としては理解できることですので、ここは検討してどんどん移るべきだと個人的には思います。リーチがCDとは大きく違いますので、広告コストなども抑えられますし、今後の音楽興行のオンライン化を考えるとオフラインなだけで機会損失になると思います。
色んな課題について考えてみて
常に最先端を走って、その方法にすぐに切り替えていくことは難しいことですが、新しいものに着手してみることは大事だと思うので、選択肢を増やすために出たものには触れてみる意識はとても大事なんじゃないかなと思いました。もちろん色んなしがらみがあることも事実ですので、試験できる環境作りも大事なのかと思います。
ではでは。